ブログに興味をもって頂き
ありがとうございます。
本ブログでは、
□ 部長の平均年収と平均勤務時間
についてお伝えします。
この記事をお読みいただくことで、
部長の平均年収や平均勤務時間等を
昔と比べてどのような状態になっているのか、
部長という役職を取り巻く状況についてをご理解いただけます。
部長の平均年収はいくらぐらい?
一昔前までは、「部長」と言う肩書きは
非常に輝かしいものでした。
部長に昇進するために会社で必死に働いたり、
部長になることに憧れる若者がいたり、
その役職を言うだけで羨ましがれることもありました。
しかし、そんな時代はもう過去のものになりつつあります。
現在、部長の平均年収は右肩下がりに減り続けています。
これは部長だけの問題ではなく、係長、課長、一般社員も
例外ではありません。
平成26年の部長クラスの平均年収は1,036万円、
平均賞与263万円、平均給与が66万円でした。
と言ってもこれはもちろん企業の規模などによりますので、
当然どの部長も同じだけもらえるわけではありません。
職種別で言えば事務系部長と技術系部長では
技術系のほうが平均15万円ほど高く、
従業員数が1,000人以上の会社が平均年収1,219万円であったのに対し、
中小企業の部長は766万円とかなりの差があります。
その中でもやはり勝者は圧倒的に年収が高いとされており、
三菱商事や伊藤忠商事などは2,000万円をゆうに超える年収の部長も
いるようです。
しかし、その平均年収はどんどん落ちています。
サラリーマンの平均年収を年度別にみると、
平成9年の467万円をピークに、1年あたりなんと約60万円ほどのペースで
下がっており、平成21年以降は410万円を切ることも珍しくなくなってきました。
平成26年は415万円とそのころに比べれば若干上がったものの、
それでも非常に厳しい状況です。
企業の業績は多少改善したものの年収が上がらないのは、
国内の業績ではないからです。
国内の状況が良くならないと考える企業には投資をせず、
海外企業の買収などにどんどんお金をかけていきますから、
残念ながら国内の企業では中々平均年収は上がっていきません。
部長の退職金は?もらえるの?
また、退職金に関しても状況は悪化する一方です。
日本経済団体連合会の発表したデータによると、
60歳で定年退職した場合の平均退職金は、
1992年には大学卒で2,637万円、高校卒で2,301万円ほどだったのが、
2014年には大学卒が2,357万円、高校卒は2,154万円と
かなり減額されています。
しかも、減額だけならまだどうにかなりますが、
なんとそもそも定年退職金が出ないという企業も
かなりの勢いで増加しているのです。
厚生労働省の調査した、「平成25年就労条件総合調査結果の概況」
によると、退職給付制度がある企業は全企業の75.5%。
つまり、4社に1社は退職金が出ないのです。
平成元年には88.9%、平成5年には92.0%だったのが
平成20年には85.3%ですから右肩下がりです。
よって、一昔前のような「部長になれば人生安泰だ」というような
考え方は既に過去のものであり、今はたとえ部長になっても
将来が保証されないという状況になっているのです。
部長になれば当然責任の伴う仕事を任されます。
課長や係長よりもさらに業務内容は大変だといえます。
それなのに年収は下がる一方ですから、
現在部長の役職についている方は当然辛いでしょうし、
それより下の役職の方は部長になりたくないと思う方も多いでしょう。
加えて、それだけ厳しいにも関わらず、
平均勤務時間は増える一方です。
部長の平均勤務時間は?働きすぎ?
厚生労働省の調査によれば課長クラス以上の役職についている方の
平均勤務時間は1日あたり9.1時間です。
一般社員、主任、係長よりも多く、
これにはサービス残業は含まれていないでしょうから
実際はこれよりも多い可能性もかなり高いといえるでしょう。
また、1ヶ月の平均残業時間は課長・部長クラスが最も多い
10.7%が60時間以上。
立場が上になればなるほど平均勤務時間も残業する時間も
増えていっていることがわかります。
さらにサービス残業も同じくらいの割合で60時間以上と答えた人が
いたということは、残業時間のほとんどが賃金不払いであるということが
わかります。
良く、この頃の若者は出世に興味がないとか、
会社のこと意外を大事にするといったことが話題に登りますが、
あなたが若者だったとして、
年収がどんどん減るにもかかわらず勤務時間は増え、
退職金が出るかどうかもわからないような状況で
責任のある仕事をしたいと思うでしょうか?
残念ながら、現在の「部長」と言う役職を取り巻く環境は
大きく変化してきています。
もはや会社に頑張って貢献していればよいといったような
時代ではなくなっているのです。
「昔はこうだった」「若者はダメだ」と言うのではなく、
現在の状況をしっかり見極めた上で、
何が本当に大切なのかを考えて頂ければと思います。
ここまで、部長という役職に絞って
現在までの平均年収や勤務時間の面で
どのようになってきたのか、どのような状況なのかを
お話してきました。
わずかではございますが、以上、
参考にしていただけますと幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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